かな でも の。 助詞の種類と機能5(終助詞) 和歌入門 和歌のための文語文法

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可謂奇怪」(貫之の手跡がこういうものだと知らしめるために、その通りにここに写しておく なお「え」「お」の第一号表の字体は現在のものと多少異なっていた
「~なのだなあ」「~ことだ」 しかし定家が仮名遣いを定めた目的は、それを多くの人に広めて仮名遣いを改めようとしたなどということではない
和歌なら五七五七七というように五音や七音に句が分かれており、それがたいてい文や言葉の区切りとなっているので、和歌であることを前もって知っておけばなんとか読むことができたからである 天飛ぶ鳥も使ひぞ 鶴 たづ が音の聞こえむ時は我が名問は さ ね (古事記、) 我が主の 御霊 みたま 賜ひて春さらば奈良の都に召上げ 賜は ね (万葉集、) 今朝いたく 雨乞鳥 あまごひとり の鳴けりしぞ早乙女まけて早苗とら さ ね (悠然院様御詠草、)• すでに末のには、字形や筆順の上での平仮名と通じる半ば草体化した借字が記され、これは中頃の『』(9年〈〉)や同時期の『智証大師病中言上艸書』などの文書類、京都市の(かなり上位の公卿
「こゐ」というのは、鷹を飼うのに止まらせる止まり木のことをいう(「木居」という漢字がふつう当てられている) 命令・勧誘・願望・禁止の表現と結び付き、その意を強める
現代口語に継承されている 大和道は雲隠れたりしかれども吾が振る袖をなめしと 思ふ な (万葉集、) こちふかば匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春を 忘る な (拾遺集、) そ 終助詞 禁止 【主な機能】 動詞の 連用形(カ変・サ変では未然形「こ」「せ」)に付き、 禁止の意をあらわす
このような表記法は、(かしゃ)の手法に基づき日本以外の漢字文化圏の地域でも古くから行なわれているもので、中国でも漢字を持たない異民族に由来する文物に関しては、音によって漢字を割り当てていた 完了の助動詞「つ」の連用形「て」と結び付いて「~てしがな」と遣うことが多い
現代仮名遣いはおおむね1字1音の原則によって定められているとされるが、以下のような例が存在する 平仮名のもとになったのは、を中心に使われていた 万葉仮名(まんようがな)である
連体形に付き、 詠嘆の意をあらわす 以上のことは平仮名における事情であって、当時の片仮名の場合には平仮名と比べて仮名遣いにかなりの変則が見られる
【助動詞との結合例】• また片仮名の「かた」とは不完全なことを意味し、漢字に対して省略した字形ということである 自分の行為につき「~したい」という 願望をあらわす
やをはじめとする平安時代以前の各地の遺跡より「なにはづ」や「あさかやま」の歌を記したが出土している ずやも/ずやは と結び、 反語の意をあらわす
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しかし当時の仮名はただ書ければよいというものではない 2から採用されている
仮名は文字として覚えるだけではなく、その仮名をで以って綴れるようにするのが当時の仮名文字の習得であった しかしそのようにして書かれた文章は見た目には漢字の羅列であり、はじめてそれを読む側にとっては文のどこに意味の区切りがあるのかわからず、非常に読みにくい
つまり「て」という仮名で書かれていても文脈によっては「で」と読むというように、ひとつの仮名で清音と濁音を兼ねるようにしていた 「そて」を「そで」、「かせ」を「かぜ」と読むのは、この和歌の文脈では「そで」「かぜ」としか読めないからであり、ほかの部分の仮名についても同様である
ましや(ましやは) と結び付く 〔いにしへの人に我 あれ やささなみの古き都を見れば悲しき〕 (万葉集、) ももしきの大宮人はいとま あれ や桜かざしてけふもくらしつ (新古今集、) 津の国の難波の春は夢 なれ や葦の枯葉に風わたるなり (新古今集、)• めや/めやも/めやは の已然形「め」と結び付き、 反語をあらわす
ぬか・ぬかも の連体形「ぬ」に付き、 願望をあらわすことがある 【補足】 助詞「も」と呼応することが多い
「帰ってしまえ」の意 平仮名と片仮名の使い分けは長年に渡って統一されなかったが、後あたりから、文章の表記には原則として平仮名を用い、片仮名は外来語など特殊な場合に用いるスタイルとなった
はかなし や枕さだめぬ転た寝にほのかにまよふ夢の通ひ路 (千載集、)• 1903年 P. genzai no kana• これは片仮名についても同様で、経典に漢字の読みかたを示した片仮名が書き添えられていた場合、その漢字の置かれている文脈をもって判断すれば、清濁について迷うことはなかったのである に都が遷されて以降、借字として使用されていた漢字の草体化が進み、ついにもととなる漢字のから独立したものが平仮名となり、文章を記す書記体系として確立した
体言に付き、 詠嘆を添えて文を終える 已然形に付き、 自らに問いかける疑問をあらわす